KAGAYAさんのお話に心を震わせてきた!
宇宙や神話の世界を描くアーティストであり、星景写真家でもあるKAGAYAさんのスペシャルトークショーがあるというので、福岡市科学館に出かけてきました!
前半は、KAGAYAさんの写真をふんだんに使ったプラネタリウム作品「星の旅ー世界編ー」を鑑賞。後半はKAGAYAさんご本人が登場し、撮影の裏話や、そこに込められた思いなどを語ってくれたのですが、これがまたどの話もおもしろい!
同じ星を愛するもの、どれも心の琴線に触れる話ばかりで、グイグイと引き込まれ、あっという間の60分。
あまりネタバレできないのですが、今回はその模様を少しだけご紹介しつつ、私が感じたことを綴ろうと思います。
「夢と感動、そして行動」
星に興味を持った人なら誰でもKAGAYAさんの作品を目にしたことがあると思います。
「空をご覧ください」ではじまるおなじみのフレーズと、美しい星や風景の写真をアップしているTwitterのフォロワー数は、な、なんと67万人!
もちろん私もその中のひとりです。
KAGAYAさんご本人が醸し出すのは、Twitterの文章そのもののやわらかな雰囲気。
でもやっていることはまるで「冒険家」!
星を追いかけ東へ西へ。果ては南極まで行っちゃうんだから、本当にスゴイ!
橋の無い川を車のままザブザブと突進したり、あと数歩で300メートル下に落下するという断崖絶壁で撮影をしたり…
そこまでして撮っているのが、あの美しい写真たちなんですね!
KAGAYAさんが語っていた中で印象深かったのが、撮影や創作の源泉となっているものが何なのかという話。
それはズバリ「夢と感動、そして行動」なんだとか。
抱いた夢のすべてを叶えることはできない。でも行動することによって、そこに近づいたり、力を貸してくれる人に出会えるんだと言われていました。
だから、夢はいくつ持っていてもいいんだ、とも。
確かに夢があっても、動かなければ現状は変わらない。だけど動いてみれば、何かしら得るものがある、というのがKAGAYAさんの柱になっているような気がしました。
星の写真を撮るのは、天気との戦いでもあるけれど、下調べなどの最善を尽くした上で、とりあえず現地に行くんだそうです。
私も星やISSの写真を撮影している人を何人か知っていますが、確かにみなさん、ロケハンや通過時間の下調べをしっかりした上で、よほどに悪天候でない限り、現地に足を運んでいます。
そこで失敗したり、うまく撮れたりを繰り返しながら、自己最高の写真を生み出していくんですね。
やっぱり、大事なことは「行動」だな。
“極めた人”の言葉には力が
宇宙の運行と、地球の美しさがかみあった「一瞬」をとらえるために、行動しつづけるKAGAYAさん。
自分で「僕は天文マニアなので」と言われていましたが、私も星好き・宇宙好きの一端にいる人間として、自分にできる「何か」でこの美しさやおもしろさを知ってもらえるよう行動していきたいと感じたひとときでした。
KAGAYAさんがトークショーの最後にいわれたのが「好きなことや夢に向かうこと。それは前に向かう力を生み出し続けます」という言葉。
やっぱり、その道を極めている人の言葉には、人の心を動かす力がある。
どんなことでもいい。自分の好きなことを追いかけながら、心が震えた出来事を語っていける自分になりたい。
それで誰かの心を動かせたら、こんなにうれしいことはないですもんね。
人の心を打つのは、その人が持っている熱量なんだな。
やっぱりその道を極めた人に触れるっていいですね!
明日からの生き方が変わりそうなくらい、大きなインパクトをもらいました。
そして、KAGAYAさんの人柄や言葉に触れたことによって、今までただ「キレイだな」と思って見ていた写真の向こうに、多くのドラマがあることを気づかされました。
スマホなどで簡単に写真を撮れる時代だからこそ、時間と手間をかけた1枚の価値は計り知れない。
これからもファンのひとりとして、KAGAYAさんが発信される宇宙と地球の奇跡のストーリーを心に刻んでいきたい、そう思います。