はやぶさ帰還の日に思うこと
「はやぶさおかえりー」から9年
2010年6月13日。オーストラリアのウーメラ砂漠にはやぶさが帰ってきてから、今日ではや9年。
はやぶさがきっかけで、宇宙に興味を持ったという人も多いはず。
かく言う私もその一人。
たまたま見たNHKのニュースではやぶさの存在を初めて知って。
その後、川口先生が出演されていたテレビ東京の「カンブリア宮殿」を何の気なしに見て。
「こんな世界があるなんて!」
「こんな人たちがいるなんて!」
チャレンジングな取り組みと、あきらめないチームスピリットに感動して、片っ端からはやぶさに関する本をかき集めて、読みふけったことを思い出す。
私を変えたはやぶさとの出逢い
それからというもの、いちばん好きなテレビ番組は、バラエティからNHK-BSの「コズミックフロント」へ。
友だちと夕ごはんを食べたあとは、一緒にカラオケ!ではなく、いそいそと星見スポットへ。
本屋に行けば、真っ先に足を運ぶのが小説のコーナーから「天文・宇宙」のコーナーへ。
時間のあるかぎり、宇宙のことを知りたくて勉強し続け、星のソムリエを取得。
こんな私が、宇宙の楽しさを伝える人間になるなんて、誰が想像できただろう。
でも、そのおかげでたくさんの人との出逢いやつながりができ、多くの楽しみが生まれた。
自分の生命が、信じられないほどの確率で地球に存在できることへの感動。
自分の置かれた場所を俯瞰して見る目。
宇宙を知ることで、自分も知らない自分の姿を発見できた気がする。
平凡な毎日を宇宙的視野で
太陽は毎朝昇り、夕方に沈む。
それは、曇りの日も雨の日も、嵐の日だって変わらない。ただただ毎日昇って、沈む。
それは変化のない日々の運行に見えるけど、その中で光や熱を与え、生命を育んでいく。
私の生活も夫を支え、子どもを育むという平凡な毎日の繰り返しだけど、そこに太陽のような明るさを注いでいける自分になりたい。
さて、今夜はひさしぶりに「HAYABUSA-BACK TO THE EARTH」のDVDでも見ようかな。
皆さんは9年前の今日、どんなふうに過ごしていましたか?